福生再訪・石川酒造酒蔵見学
珍しく平日に御台所と休みを合わせてとることができたので、ふたりで
今まで何度も訪れていますが、御台所はここに来るのは初めて。
特に今回は酒蔵見学も予約しておきました。
人力め一番のお気に入りのこの酒の蔵元:石川酒造に行ってきました。
今まで何度も訪れていますが、御台所はここに来るのは初めて。
特に今回は酒蔵見学も予約しておきました。
予約時間の10:30AM直前にちょうど到着。(途中、圏央道が事故渋滞で結構ギリギリになりました。)
敷地内は風情タップリ。
玉川上水の分水がこの蔵元の使っている水源です。
多満自慢の仕込み水
一番大きな建物、本蔵
ガイドさんが「お待たせしました!」と登場。
なんと社長秘書♡畠山さんという方です。
まずは 酒蔵のシンボル:杉玉
実際にこの酒蔵の杜氏さんが毎年、3日ほどかけて手作りしているのだそうです。
しめ縄の飾られた神聖な酒蔵の二重扉がおごそかに、
外気が極力入らない様コソッと開き、
体を滑り込ませるように入室します。
築百年以上の建物で、関東大震災にも耐えた蔵なのだそう。
内装の壁や柱などはほぼ、当時のまんま。
この空間で原料米や酒造りの手順、行程などの説明をしてくれるのですが、
すぐ横には昭和末期に作られた、無機質な金属タンクがいくつもならんでいます。
これらは密閉されていて、中が見られるワケでもなく、見ていても別に面白くもないので、
早く仕込み行程を見たい気持ちが高まります。
駄菓子菓子!
実は酒蔵の内部を見られるのはここまで!
(石川酒造のホームページにあるイメージ写真)
こういう工程に、雑菌だらけの部外見学者が近寄ると、
イッパツで、酒母やもろみに雑菌が混入し、仕込みがダメになってしまうそうです。
言われてみれば、空SO-DA!
本蔵を出たあと、敷地内にあるご当主のお住まいの門へ。
ご当主は代々、「石川弥八郎」を襲名し、現在は18代目だそうれす。
お庭をチラリと拝見。
紅梅と白梅が咲いています。
さらに奥へ進むと、鐘楼のような建物が。
鐘が逆さまに置かれている ・ ・ ・!?
麦酒(ビール)釜の館
昔のビール作りの工程がレリーフになっています。
ご説明によると、この石川酒造は、麒麟、札幌についで日本で3番目にビールを作った会社なのだそうですが、
事業としてはうまく行かず、たった1年で撤退したそうです。
その当時、ビールの材料(麦芽やホップ)を煮るのに使った釜が、コレだそうな。
当時のビール工法の釜としては日本最大なのですと。
この窯、こんなすごい大きさなのに、
太平洋戦争末期の、国民の鉄製品強制徴収を免れたそうですが、そのワケは ・ ・ ・
使わなくなってからは庭に埋めて水を張り、フツーの「 池 」にしていたことと、
当時は何もないど田舎の村だった為、軍が大して調べにも来なかったのだそうで、
そういう偶然がなければ
絶対に現存できなかった貴重なお品ということになったのだったんだったんだ。
その裏には井戸があり、
現在、再参入した地ビールを楽しむための涼しげな屋外席になっていますた。
このあと、
蔵元内の直売店:酒世羅で、亀口、あらばしり、雫(4合1万円!)など試飲させて頂き、
めでたくあらばしりの一升瓶を1本購入!
こんな風に酒蔵を見学・満喫したのは初めてだったので感慨ひとしおになったところで、
次の目的地でお昼を頂くことにします。
・・・って、この蔵元にあるレストランじゃないんかいっ!(自爆!)
( 続く )