湘南GUILTY's COCKTAIL

ワルモノバイク ”GUILTY” のカスタムやツーリング、グルメ記事などのオヤGブログです。

夢の”まんが日本昔ばなし”の○○○(その2)

若い頃、いや子供の頃からの夢・・・






これに時たま出てくる・・・






こういうカレー・・・

・・・出てこないって、この時代にゃ!


でも一度はこんなてんこ盛りのカレー、食べてみたいと思ったことありませんか?



土曜日に人力め、狙ってたカレー屋さんに・・・ 行ってきました!



イキナリこの、『看板の飾り気のなさ』がたまりません!





藤沢駅から、徒歩数分。



決して高級店ではなく、むしろ対極です。





MAX70って・・・

それでも、40年以上頑張ってきた老舗だそうです。


店内は、あまり写真を撮れる雰囲気ではなく・・・



カウンターのみの10席ほどが、入店した時にはほぼ満席ですた。

ただし、客層はオッサンと、青年ばかり。 (一組だけ女性連れがいましたが。)

ここまでは かなり あまりパッとしませんが、 

とりあえずベーシックなチキンカレー(¥550)大盛り(¥200UP)10辛をオーダー。







待つこと数分・・・








よっしゃ!キター!
\(^▽^)/




このライス、しゃもじだけで手早くコテコテと盛り付けてくれるのですが・・・



結構高いぞ! 芸術点!






ゴハンの高さ、皿の上 約11~12cm。



モチロン水面下の氷山もあるので、

カウンター卓面からの海抜でいうと20cmくらいか・・・?





この、ゴハンにわずかにかかったルー人力めに語りかけてくる・・・

ゴハンルーは、ただ同じさらに同居していればよいワケではない・・・

ルーは、ゴハンにかけられていないと、カレーライスじゃないんだっ!!



大忙しのマスターよ、


アンタのカレーにゃ、

モノ造りの心意気

いや、哲学があるぜっ!



深い・・・深いぜ、シュクリア(店名)よ・・・




では、おもむろに・・・



まずはルーを味見。 (最初、ついうっかりスプーンがルー深く沈没してしまった。不覚!

ゴロゴロとした具は一切入っていないが、旨みは十分。 

うん、単純じゃない深みがあるわりに、昔の、昭和の家庭用カレーを彷彿とさせ、ウマイぞ、このルー

辛さも・・・10辛にしたわりには、穏やかに伝わってくる・・・

ふっ・・・読めた。 食い意地の張った人力めにゃあ、わかるぜ。

こいつぁ、後から効いてくるタイプの辛さ仕込みだな、マスターよ。

さぁ、本格的に 頂くぞ!



(実はフライングして、2口めの写真れす・・・)


ライスと共に、ルー味が広がりを発揮するような、そしてまた同時に鼻腔を満たす芳醇な香り・・・

うまいぜ・・・。 量だけじゃないんだな、アンタの哲学カレーは。




しかし、欠点がある

人力めは気付いたぜ。

それも食べ始めた途端にだ。  この欠点はいただけないねえ。



それは、根本的にはマスターの味のせいではなく、カレー皿に原因があるのだが・・・




人力めは勿体つけるような小さなワルじゃねえ!



ズバリ言い当ててやろうか・・・







ゴハンが多すぎて、ルーが足りなくなるんだよ、最後にはな!



普通にルーゴハンに絡めるバランスじゃ、この問題は、

まるでスフィンクスの謎かけのように、俺たちの前に立ちはだかるんだよ。



勝ち誇った人力めは、このルー枯渇スフィンクスに酔いしれ、

スフィンクス現象そのものの写真を撮り忘れていたのだったんだったんだ。(自爆!)


「ここまで瞬時に見抜いたのは人力め一人か・・・。」とおもむろに(オッサンたちがカレーをむさぼる)店内を見回す。

・・・と、



○| ̄|_・・・

負けた・・・ 負けたぜ、マスターよ・・・。

アンタ、天才かもしんねえよ・・・。

人力め: 「・・・スイマセン、ルーのおかわり、お願いします・・・」


数分後、



出し惜しみなく、ルー復活~!







そして、一度は負けを喫した人力め、早くも次の、第2のスフィンクスを見つけたのだったんだ。






それは・・・





あまりのボリュームに、さすがにチト、味に飽きちまうんだよ、途中からな。
 (当然、ドヤ顔




ふたたび、マスターや他のヤツラに勝ち誇った気分を噛みしめたくて店内を見回す・・・。









○| ̄|_・・・

ちゃんと工夫してんのか、マスターよ・・・。

アンタ、天才かもしんねえよ・・・。 完敗だ。



まずは、


 
どうやらタマネギの酢漬けのようだ。



ルーに絡めて頂いて見る。


う。 そうとうキツイ酸味だ!
  パールオニオンを大っきいタマネギで作ったみてーじゃねーか!



ところが、カレーを噛みしめていると、

酸味がスーッとルーに溶け込み、味覚が鮮やかに新鮮化される!



マスターよ・・・ アンタ、天才かもしんねえよ・・・。 また完敗だ。


しかし、この味の変化だけでは、最後まではチト厳しーんじゃねえか?


お、他の薬味もあるな・・・




白菜の漬物か?

いや、違う。



キャベツだ、キャベツをどーしよーってんだ?



食べてみる・・・


なるほど! キャベツと細切りニンジンの甘酢漬けなのか!   


これは・・・


さっきの酢漬けタマネギとはまた違う、旨みと、酸味と、少しの甘さ!


そこに、いつの間にかジワジワと、かなり来ている10辛のボディブロー



こっ、このコンビネーションは・・・?


ウマイ! クセになっちまうじゃねーか!




マスターよ・・・ アンタ、天才かもしんねえよ・・・。 またまた完敗だ。








ここで、最後の一弾を、ピクルス類なしのオリジナルの味に戻って、楽しみながら締める。




完食! ごちそう様!


深い・・・深かったぜ、マスター。


爆盛りだけじゃ、なかったよ、確かに。






そこで、ハタと気付く・・・









○| ̄|_・・・
う・・・。 福神漬けで味わうの、忘れてた・・・。



夢は今日、かなったゼ・・・



だが・・・

負けた・・・ 負けたぜ、マスターよ・・・。


アンタ、天才だよ・・・。

もはや、完敗通り越して、沈黙だ・・・。




カレーショップ 「シュクリア」


こんなに誉めちぎんなくてイイんだけろ、単純に、美味かったよん♪