豆腐のランチ
実は昨年の 結婚20年記念日、車のもらい事故などもあり、な~んもできない20周年
として過ぎ去ってしまいました。
今年は、文句ひとつ言わなかったその不憫な 御台所 に少しでも償いをと思い、
6月の小遣いからボーナス小遣いまで、すべて御台所と家族の為に投入する決意をし、
6月のオフ会やツーは一切参加しないことにした理由がココにありました。
そんな中の、第1弾!
(って、全部をブログで紹介するほど丸裸の人生ではないので、ほんの一部紹介)
先日、大山という神奈川では有名な観光地で、豆腐懐石♪
ネットの口コミを見ても、すこぶる評判の良いお店です!
ここ、本来は旅館なんですな。
お座敷に行き、中庭に一番近い席を。
雰囲気や、よし! |
頂いたのは、もちろん豆腐尽くしのイチバンお高い懐石ランチコース(^m^)♪
まず、前菜。
胡麻の香ばしい香りが立っていて、繊細さを感じます! |
次に出てきたのが、
実はこれが、素晴らしい! |
見かけからして、並みの湯豆腐じゃないぞ! と感じさせます。
竹を削り出した特製の豆腐刺し は、すでに廃業してしまった職人さんの手作りの
もはや残り少ない貴重な品だそう。
これが、熱が通って柔らかくなった豆腐を3本の串で、崩さないように、しっかり持ち上げてくれるのです。
またこの豆腐の、しっかりコクがあって旨いことと言ったら! |
ただの湯豆腐と違い、豆乳仕立てなので、 |
豆腐の味が薄くならず、格別に味がなじむのです! |
さらに・・・
実はこの 豆乳、お楽しみがあるのです!
豆腐を頂いてしばらくすると・・・
つまり、
『自分の為だけにできた湯葉』というところが貴重! |
湯豆腐なべの火が消えるまで、数回、
この 素晴らしい湯葉 をすくい上げることができます。
しかし、もっとこの湯葉を食べたいっ! と思う頃に、火が消えるのですが、その後は
陶器の大きな匙(レンゲみたいの)が出てきて、最後まで豆乳をすくって、
すべて頂くことができるってえ寸法 です。
そして、う~ん、湯葉、ものたりないかな~?と感じている頃に、女将さんが、
と言って出してくる、この計算された美学!
『人力めの美意識』を、満たしてくれます~! |
すごい! |
お客の味覚を縦横無尽に引っ張ってくれてるし~! |
ココで、意表をつく展開!
この引っ張り方というか、引き回し 、スゴイ!
続けて・・・
筍だけでなく、山椒の葉も香りが鮮烈!
ええ!? どんだけ意欲的なんだよ~! |
そして、ようやくご飯。
何も言わずとも、男女でご飯の盛り(量)が違う。
こういう所、日本の『もてなしの美学』ですよね~!
しかも、女将さんが、「おかわりは、お好きなだけ♡」という心配り。
(T_T)ダ~!! |
そして、
らに!? この優しい美味しさ! |
この上品な香り、
俺は・・・俺は、どうすればいいんだぁ~! |
と、もう 叫びたくなる美味しさ です!
そこに、
優しい味の、ミソ汁。
これがね・・・
紫蘇をふりかけたご飯と、自家製漬物の味を考えた塩加減の、絶妙の味!
ああ・・・
料理の、『味の流れを考えた展開』って・・・ |
こういうことなんだ・・・。 |
しかも、
奇をてらような姑息なマネは、微塵も感じません~! |
こんなに組立てを考えた料理が、片手以下? |
そして・・・ コースの締めくくりは・・・
完璧に・・・ 参りました! |
御台所も、こんな上品でおいしいお豆腐のコースが、(世の中に)あるのね♪と 大満足!!
リベンジ第1弾、成功です~! |