舞妓Haaaan!
哲学の道から南禅寺へ向かう途中の林の道で、偶然舞妓さんが通りかかりました。
付近の外人観光客が10人くらい駆け寄って来て、ネズミー状態です。
でも、写真撮る時にカメラを見せ、「May I?」とか「OK?」とか言いつつ
返事を伺うように首を傾げてから撮影するというマナーに好感が持てます。
それに引き換え、日本人観光客は「あ!舞妓さんいたいた~!」と
歩いている前方に立ち塞がり勝手にパシャパシャ…。
どうしてもさもしく見えてしまいます。
人力め、最初は写真など撮るつもりなかったのですが、
このままだと人力めの眼前1~2mのところを通過しそう…。
思えば過去にこんな近くで舞妓さんを見たことはありません。
つい反射的にケータイカメラを起動してしまい、
それでも おのが美意識 として無礼は避けたい人力め、
通過直前にとっさに一言、
「撮らせて頂きます。」
と会釈して断りの声をかけてカメラを向けたところ…
なんと立ち止まってこちらに目線を向けてくれました!
お付きの人もサッとどいてくれて…。
ほんの2~3秒のシャッターチャンスでしたが、思わず、
「ありがとう。」
と言うと、一拍おいてから、何事もなかったかのようにまたカッポリカッポリ…。
とっさに声かけた甚平姿の、日本手ぬぐいハチ巻までした白髪オヤヂが珍しかったのか、
非礼な日本人観光客の後に、一応の断りを入れた日本人だったからか、
なんにしてもありがたいことです。
また、通りすがりの一見相手に下手に会釈を返したりしない
上品な気位が、やはりさすがですな。(良い意味で!)
「張り」というヤツの片鱗を見せて頂き、立派な仕込み(教育)を感じました。
あ~、幸運だった~!