湘南GUILTY's COCKTAIL

ワルモノバイク ”GUILTY” のカスタムやツーリング、グルメ記事などのオヤGブログです。

グリップウインカーの苦難・・ついでにハイフラッシング対策も


しばらく前に入手したアメリカンスタイルのウインカー内蔵メタルグリップ点灯の図です。

これは取り付け、大変でした。
単なる取り付けにも、左はポン付けできたのに、右(スロットル)は付けたら回らない!

スロットルワイヤーケースに対し、グリップのはめ込み部分がカツカツにはまり、グリップが回らないのです。
かみ合わせ部分の外周をグルリとディスクグラインダーで削るハメになりました。

で、さらに・・・

このグリップ、ウインカー内蔵なのですが、JOKERには使えない・・・!?

・・・というのは、JOKERの純正ハンドルは、バーエンド内部にバラスト(重り=鉄の棒)が溶接されており、
それでハンドルの振動を吸収する仕組みになっていたのです。
その為、ハンドルバーの中が塞がれており、ウインカーケーブルをバーの中に通すことができないのです!

今さらながらにホンダの気合の入れぶりに感動するのもつかの間、このバラスト、10cmくらいの奥行きがあり、ボール盤でも歯が立たない!

10月のオフ会は、配線なしのなんちゃってウインカーで参加したのですが、このままでは終われない。

・・・ってか、人力の美意識が許さないのです!

ハンドルバーの交換まで考えましたが、純正ハンドルのウインカーマウントに例のターボミラースピーカーをマウントしている為、カンタンにはいかないね・・・(T_T)

1ヶ月以上悩んで、ようやく答えを見出した!

「ハンドルバーにグラインダーでケーブル通しの溝をパイプ側面に10cm以上にわたって刻む」という大胆な方法です!

・・・これがまあ、大変だったのなんの!
   ご近所迷惑だわ、火花は飛び散るわ、ハンドルは摩擦熱で加熱してやけどしそうになるわ・・・

グラインダーの火花で車体の他の場所を傷めないように、人力車掃除&磨き用バスタオルでカバーしていたところ、なんとバスタオルに火花が引火!(う、ウソだろ~!!)
ホントに炎が上がり、一瞬、人力車のハンドル周りが火事になりました。

慌ててはがしたバスタオルの炎は、路面に投げ捨てたものの、水をかけるまで消えませんでした。
オイルやワックスが染み込んでたからでしょうね・・・まあ、よく燃えたことったら!

続きは、「シッカリ水で濡らした新しいバスタオル」にすることで、グラインダーでの溝切り完了!
ようやくウインカー配線を通してこんな風に光るようになりました。

このウインカー、フロスト球(光拡散タイプ)に交換したものの、片側21Wのオレンジ電球です。
お気づきでしょうか?純正ウインカーは10W球×2、つまり片側(前後)合計20W、
純正ウインカーとほぼ同等の負荷をウインカーリレーにかけていることになるのです。

このおかげでハイフラッシングは回避できたのです。
・・・でも、消費電力はもとのまま・・・ってか、LEDは微小といえども、その分消費電力増えてんじゃん!

でも、人力的判定は・・・・「光り方がエクセレントなので許す!」です。

グリップのみ電球、前後とコックピット内インジケーターがLED、夜光らせると、LEDのシャープかつデジタル的な点滅と、グリップだけが電球でワンテンポ遅れたアナログ的なやわらかい点滅。この流れるような時間差点滅が、シビれるほどイイんですな!

しばし見とれてしまいました、ホントに・・・